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【ISO9001】外部委託管理について

✏️ISO9001

これからISO9001事務局を担当することになったけど、「外部委託」や「外注管理」って何から手を付ければいいの? そんな方へ、ISO9001で求められる外部委託管理の基本ポイントと実務の流れを、やさしく解説します!

ISO9001 外部委託とは?

● 定義と目的

  • **外部委託**とは、設計や製造・施工など自社で担う業務の一部を、外部の協力会社やサプライヤーに任せることです。
  • 目的は、自社だけでは対応できない分野や専門作業を、品質や納期を守りつつ効率よく実現すること。

実務フロー|ISO9001 外部委託管理の進め方

STEP1. 外注先・購買先の選定と評価

  • 新規の外注先は「評価・チェックリスト」などで審査。品質・経営状態・実績・対応力などを確認。
  • 既存の外注先も定期的に見直し、トラブルや品質問題がないか評価します。

STEP2. 要求事項をしっかり伝える

  • 仕様書や図面、契約書などで「何を、どんな基準で、いつまでに」必要かを明記。
  • 必要な資格やスキル(力量)も確認しましょう。

STEP3. 発注・記録管理を徹底

  • 複数社から見積を取り、公平に比較して発注。
  • 契約書や注文書、評価記録などは、必ず社内システムや台帳で保管。

STEP4. 外注先への監督・改善指導

  • 定期的に品質や納期の状況をチェック。不備があれば改善を依頼します。

ISO9001 よくあるミスと監査指摘

  • 要求事項が曖昧で外注先と認識ズレが起きる
  • 外注先評価や記録が形だけになっている
  • トラブル時の連絡・対応フローが曖昧
  • 文書や証拠(記録)の保存漏れ

まとめ

  1. 外注先・購買先は、必ず評価・選定・定期見直しを行う
  2. 要求事項(仕様・品質・納期)は文書で明確に伝える
  3. 記録や証拠はルールに沿ってしっかり保管する
まっつぁん
まっつぁん

外注先に“丸投げ”せず、組織で最後まで管理する姿勢が大切です!

次回予告:
「文章・記録管理について」を予定しています。

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