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乃木坂46から学ぶ、組織を継続させる方法

企業でもチームでも、組織を長く続けることってほんまに難しい。そんな中、2011年から10年以上にわたり第一線で活躍し続けているアイドルグループ、乃木坂46は“継続する組織”のヒントに満ちている。

📝補足:乃木坂46(のぎざかフォーティーシックス)は、秋元康プロデュースの女性アイドルグループ。AKB48の「公式ライバル」として2011年に誕生し、清楚で上品なイメージを武器に、音楽・テレビ・舞台など幅広く活躍。メンバーは定期的に卒業・加入を繰り返しながら、常に新陳代謝を続けているのが特徴。

今回は、乃木坂46を題材に、組織を持続的に成長・継続させる方法を読み解いてみる。


📝 目次(Table of Contents)

  1. ミッションとビジョンの明確化
  2. 計画的な世代交代と育成
  3. 運営の“人を見る目”と配置力
  4. メンバーが努力を続ける理由
  5. 卒業後もつながる“絆”と信頼
  6. 外部ステークホルダーとの関係構築
  7. 柔軟性と多様性の受容
  8. まとめ:乃木坂式・組織継続の五箇条

1. ミッションとビジョンの明確化

乃木坂46のデビュー時のキャッチコピーは「清楚な正統派アイドル」。この軸がぶれていないことで、“乃木坂らしさ”が浸透している。

衣装・振る舞い・楽曲の世界観まで一貫しており、どの世代が見ても「これが乃木坂なんやな」と感じられる。

✅ 組織においても、ミッション・ビジョンが曖昧だと人がバラバラに動く。まずは“自分たちのらしさ”を定義し、それを共有することが大事。


2. 計画的な世代交代と育成

乃木坂は常に新メンバーを迎え入れ、卒業とのバランスをとってきた。

例えば、3期生が加入したときも、1期生との共演を通じて“乃木坂らしさ”を学ぶ場が多く用意されていた。

ライブ、冠番組、ラジオなどで自然とロールモデルを見て育つ設計になっている。

📝補足:1期生~5期生まで世代があり、ファンの間では期ごとの個性や雰囲気も話題になる。先輩が後輩を自然にサポートする文化が根付いている。

✅ 組織でも、属人化を防ぎつつスムーズな世代交代を行うには、OJTやメンタリングの仕組みが欠かせない。


3. 運営の“人を見る目”と配置力

乃木坂の運営は、オーディションや期生ごとの加入時に「この子は将来どこで光るか」を見抜いているように思える。

センターに抜擢されたときに本人も驚くことがあるが、そこで覚醒する例も多い。本人の“伸びしろ”を信じて抜擢する運営の目利き力は、組織にとってのタレントマネジメントそのもの。

✅ ビジネスの現場でも、経験や実績だけでなく「可能性」や「成長余地」を見抜けるリーダーは、組織を伸ばす原動力になる。


4. メンバーが努力を続ける理由

乃木坂のメンバーは、全員が主役ではない状況でも、乃木坂のためにとそれぞれの場所で努力し続けている。その背景には「いつか自分も選ばれる」という希望と、「ファンの応援に応えたい」という責任感がある。

さらに近年では、「乃木坂に憧れて加入した」というメンバーも多く、自分が憧れていた側の“乃木坂らしさ”を守り、引き継いでいく意識が強く根付いている。憧れが努力の源泉となり、“自分もあの舞台に立ちたい”というモチベーションに変わっていく。

✅ 組織でも、「この会社に入りたかった理由」や「憧れの上司・先輩のようになりたい」という思いが、努力を支える内発的動機になることがある。

5. 卒業後もつながる“絆”と信頼

白石麻衣、新内眞衣、生駒里奈など、卒業メンバーも芸能界で活躍し続け、ファンとの関係も続いている。

これは「辞めたら終わり」ではなく、「卒業=次のステージへ」というメッセージが伝わっているからこそ。

📝補足:「卒業」とは、グループを円満に離れることで、ファンやメンバーから見送られながら新しい道へ進む文化。退職や転職に近いイメージ。

✅ ビジネスでも、元社員(アルムナイ)との関係を大切にする会社は、信頼される。人の流動性が高い今だからこそ、“辞め方”と“その後”も含めた組織設計が重要。

6. 外部ステークホルダーとの関係構築

乃木坂にとってファンはただの顧客ではなく“応援してくれる仲間”。

ライブの演出や握手会、SNSでの発信などを通じて、共に歩む感覚を育てている。

📝補足:ファンとの交流イベント(握手会、オンラインミート、写真集リリースなど)も、組織文化を作る大事な要素になっている。

✅ 組織運営でも、社員だけでなく顧客・取引先・地域など、周囲の人々との関係をどう築くかが継続のカギ。


7. 柔軟性と多様性の受容

コロナ禍では配信ライブをいち早く導入、メンバーそれぞれの得意分野(女優、モデル、ラジオMCなど)も積極的に伸ばす姿勢を見せている。

✅ 時代の変化に対応できる柔軟性、多様な個性を活かせる包容力も、長く続く組織には欠かせない。


まとめ:乃木坂式・組織継続の五箇条

  1. ビジョンを示し、“らしさ”を共有する
    乃木坂らしさ=企業らしさ。明確な方向性が組織の軸になる。
  2. 育成と世代交代を組み込む
    先輩が後輩を育てる仕組みが、組織の継続力を高める。
  3. 人の“可能性”を信じて配置する
    伸びしろを見抜く力が、個人も組織も開花させる。
  4. 憧れと信頼が努力を生む土壌をつくる
    「ここで働きたい」「この先輩みたいになりたい」そんな気持ちが継続の原動力。
  5. 辞めた後も関係が続く“つながり”を大切にする
    卒業=終わりではなく新たな始まり。信頼は継続の土台になる。

乃木坂46のように“らしさ”を保ちながら、変化にも強い組織であり続けるには、芯のある柔軟性が求められる。

ビジネスパーソンも経営者も、乃木坂に学べること、意外と多いかもしれませんよ😉

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