第3章:今、わいが推し活をしてる理由

物心ついた頃から、わいはラジオが好きやった。
特にオールナイトニッポンは、生でも録音でもよう聴いてた。

社畜まっただ中で、自分の時間なんてほとんどなかったある日。
ふと耳に飛び込んできたのが、乃木坂46・新内眞衣のANN0やった。

なんであんなに心に残ったんか、自分でもよう説明できへん。
でも、あの声に、あの空気感に……なんか支えられた気がしたんよね。

それから毎週聴くようになったし、気づけば、乃木坂にもハマってた。


「ライブ、行ってみたいなぁ」と思い始めた頃。
ちょうどそのタイミングで、コロナ禍に突入。
2期生ライブは幻になってしもて、卒業セレモニーにも参戦できへんかった。
アイドルとしての新内さんを、生で見ることは叶わんかった。

……悔しかった。
でも、そこで気づいたんよ。
推しは、推せるときに推さな、後悔する」って。


その後も、ライブには行きたいなぁと思いながら、
「一人で行ったら浮くんちゃうか…」と、どこか気が引けてたわい。
そんなとき、会社の若い子と飲みに行って、話のネタに困って聞いてみたんよ。

「乃木坂のライブって、一人で行ってもええんかな?」って。
そしたら返ってきたのは、「え?一人で行くのが普通じゃないんですか?」という一言。

その言葉に、なんかスッと肩の力が抜けた。
それからは一人でも、乃木坂や櫻坂のライブに積極的に行くようになった。
特にアンダーライブは、今のわいにとってかけがえのない空間や。


わいにとってライブは、推し活は自分の感受性を解放できる場所

人混みが苦手で、ちょっとコミュ障気味なわいにとって、
まわりを気にせず没頭できるその空間は、
自分の意思で今をちゃんと生きてる」って思える、大切な居場所になった。


FIREを目指す上では、推し活費用が足かせになることもある。
でもな、お金って、ただ貯めてるだけやと“価値”は生まれへん。
「自分にとって何が一番大切か」に気づいた今、
わいは、体力が続く限り、推し活を続けていくつもりや。

「あなたにとって“推しごと”ってなんですか?」

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